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11.22015
女性にとっての「働きやすい職場」とは?
◆現在の職場が「働きにくい」という女性は約半数
エン・ジャパン株式会社が、自社が運営する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』上でサイト利用者の女性(1,037名)を対象に実施した「働きやすい職場」に関する調査によると、「現在の職場は、あなたにとって働きやすい職場と言えますか?」との質問に対して、「働きやすい」(「言える」が15%、「どちらかといえば言える」が37%)との回答が52%、「働きにくい」(「どちらかといえば言えない」が30%、「言えない」が18%)が48%という結果になったそうです。
◆既婚女性は積極的に自ら働きやすい職場を選んでいる?
上記の調査では、婚姻別では、既婚者は64%、未婚者は52%が「働きやすい」と回答しているそうです。
既婚者のほうが職場に働きやすさを感じているところからも、仕事を続けている既婚女性は「働きやすい環境を自ら選び取っている」ことがうかがえます。
◆「働きにくい」と感じる理由は?
「働きにくい」理由として、20代の回答は、第1位「休暇を取りにくい」(52%)、第2位「労働時間が適正でない・融通が利かない」(50%)、30代・40代の回答は、第1位「社内のコミュニケーションが円滑でない」(30代:53%、40代:60%)、第2位「職場の雰囲気が悪い」(同46%、46%)という結果になっています。
3 0代、40代の場合は、ワークライフバランスの面からは自らの働き方に合った職場を選んでいるため、職場の人間関係などで悩む部分が大きいようです。
◆働きやすい理由は「職場の雰囲気が良い」「労働時間が適正・融通が利く」
一方、働きやすい理由としては、第1位は「職場の雰囲気が良い」(56%)、第2位は「労働時間が適正・融通が利く」(51%)、第3位は「休暇を取りやすい」(49%)と続いています。
年代が上がると「自分のやり方で仕事を進められる」など、仕事を進めるうえで融通性や自由度が働きやすさの意識に影響していることがわかります。
◆女性活用は無視できないテーマに
企業や自治体などに女性の登用を促すための「女性活躍推進法」(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)が今年8月28日に成立しましたが、今後、企業は女性の活用や働き方について真剣に考えなければいけない時期にきているかもしれません。